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東日本大震災から14年

  3月11日――東日本大震災から14年、私たちが学ぶべきこと  今日、3月11日は14年前に東日本大震災が発生した日です。あの日、多くの尊い命が奪われ、甚大な被害がもたらされました。あの経験から私たちが学び、今に生かすべきことは何でしょうか? ① 地震・津波は必ず来ると考える  「まさか、こんなに大きな地震が…」「ここまで津波が来るとは…」――当時、多くの人がそう感じました。しかし、私たちはもう知っています。地震は予測できず、津波は想像以上の力を持つことを。沿岸部では、津波のリスクを常に意識し、「津波てんでんこ(各自が率先して逃げる)」の精神で、ためらわず避難することが大切です。 ② 日頃の備えが生死を分ける  震災時、食料・水・トイレ・情報手段などの備えがあるかないかで、避難生活の過酷さが大きく変わりました。最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄を。家族と「どこに避難するか」「どう連絡を取るか」を話し合い、いざという時に迷わないようにしましょう。 ③ 地域のつながりが命を守る  震災では、近所の方との助け合いが多くの命を救いました。特に高齢者や体の不自由な方、小さな子どもを抱える家庭は、周りの支援が必要です。日頃から地域の人と声をかけ合い、いざという時に助け合える関係を築いておきましょう。 「備えあれば憂いなし」  あの日の教訓を忘れず、一人ひとりが防災意識を持ち続けることが、未来の命を守ることにつながります。この機会に、ご家庭や職場で防災について話し合ってみませんか?

防災心得帖 3月 自宅編④「火災予防について学ぶべし」

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国内外で大きな火災が続きました。火災は一瞬で私たちの大切な命や財産を奪う恐れがあります。しかし、日頃から対策をしておけば、そのリスクを大きく減らすことができます。今回は火災予防について、その一部をご紹介します。(記事内の 赤字 のリンク先は、過去に実施済みのイベントです) 【自宅編④】火災予防について学ぶべし 🏠 1. 火災警報器 は正常に作動していますか? 住宅用火災警報器 は、火災の煙や熱を感知して警報を鳴らす大切な設備です。 設置は義務化 されており、万が一のときにいち早く火災を知らせてくれます。しかし、 電池切れや故障では意味がありません 。定期的にボタンを押して作動確認をしましょう。 🔥 2. 消火器 の使い方を知っていますか? 家庭や職場に設置されている 消火器 は、 初期消火の頼れる味方 です。しかし、使い方を知らなければ役に立ちません。「ピンを抜く→ホースを火元に向ける→レバーを握る」という基本動作を覚えておきましょう。また、 消火器 には 使用期限がある ため、古くなっていないか定期的に確認しましょう。 🚒 3. スタンドパイプ式初期消火器具 とは? スタンドパイプ式初期消火器具 とは、 町内やマンションに設置されている消火設備 の一つで、消火栓の水を使って消火する道具です。消火器よりも 大量の水を使えるため、初期消火に非常に有効 です。ただし、使い方を知らなければ素早い対応ができません。地域の防災訓練で実際に操作してみることをおすすめします。 🚨 4. 防災訓練 に参加しましょう! 火災が発生したときに最も大切なのは「冷静な行動」 です。実際に訓練しておくことで、いざというときに適切な対応ができます。防災訓練では、 消火器 や スタンドパイプの使い方 、 避難経路の確認 、通報の仕方などを学べます。地域の訓練に積極的に参加し、 「自分の身は自分で守る」力をつけましょう。 また、横浜市には災害について学べる『 家庭防災員制度 』や、様々な体験ができる『 横浜市民防災センター 』、オンラインで学べる『 横浜防災e-パーク 』などがあります! 🔷まとめ 火災は 予防が何よりも重要 です。「火災報知器の点検」「消火器の確認」「消火設備の知識」「防災訓練の参加」を意識して、日頃から備えておきましょう! 📢 防災訓練の日程は回...

普通救命講習1を受講し終えて

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 9年前に学んだ時、救急車は「通報から平均6分」で到着ということでした。  先日の普通救命講習でのお話ですと、今は平均でも「9分」。 たかが3分、ではありません。  心肺停止に陥ったあと除細動が1分遅れるごとに救命率は7~10%ずつ下がります。このことから10分以上除細動が行われないと生存が難しいことがわかります。 実際に通報までにも時間を経ていることを考えると、無処置ですと致命的です。  胸骨圧迫と人工呼吸によるCPR(心肺蘇生法)は一般市民でもできるものです。しかし実際に倒れた人を前にして、質の高いCPRを行うことは難しいことでもあります。質の高いCPRを行うためには、心肺蘇生に関する正しいトレーニングを重ね、必要な時にしっかりと実践できるようにすることが大切になります。  AEDの設置率は日本が世界一です。周囲の人にも助けを求め、できるだけ早くAEDを確保し、できるだけ早い段階で除細動を開始することが生存率を上げることにつながります。  来年度以降も普及に努めたいと思います。  以下、アンケート結果です。 栄消防署・消防団の皆様に向けて、講習会の感想や質問など、自由にご記入下さい。 7 件の回答 大変わかりやすく、勉強になりました。また学びたいと思います。 なんとなく聞きかじった情報が、しっかりとした知識になりました。少人数だったこともあり、マンツーマンの指導を受けられたのはとても貴重でしたし、分からないことをしっかり教えていたたけて、ありがたかったです。本番に遭遇することが無いことを祈りますが、もしもの時に役立つ行動がとれたらと思います。ありがとうございました 二輪所持で、自動車免許を遅くに取ったが(コロナ禍前) AEDの使用や人工呼吸の訓練をしていなかったのでとても勉強になりました。 今回 救急救命について、貴重な経験とあらためて勉強をさせていただきありがとうございました。30年前に自動車学校で勉強していらいです。なんとなく不安な急救命の知識でしたが、少し自信を持って何かの際には対応できる自信を少し待てる事ができました。本当に、ありがとうございました。 人数が10人であったため時間も十分であり大変良かったと思います。 丁寧に分かり易く説明頂き、感謝いたします。実際にこうした局面に遭遇したくはありませんが、いざという時には冷静に今日のことを思い出し、自信を...