防災心得帖 2025.08「災害時の避難行動について学ぶべし」
「災害時の避難行動について学ぶべし」
この警報や避難指示を受けて、該当地域の多くの住民が迅速に防災拠点などに避難し、直接的な被害は起きませんでしたが、公共交通機関の運休やダイヤの乱れが予想以上に広範囲で発生し、大きな混乱を招く結果となりました。
内閣府の【避難情報に関するガイドライン】では、住民は「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自らの判断で避難行動をとるとの方針が示され、この方針に沿って自治体や気象庁等から発表される防災情報を用いて住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう、5段階の警戒レベルを明記して防災情報が提供されることとなっています。
自治体から警戒レベル4避難指示や警戒レベル3高齢者等避難が発令された際には速やかに避難行動をとってください。一方で、多くの場合、防災気象情報は自治体が発令する避難指示等よりも先に発表されます。このため、危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル4や高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3に相当する防災気象情報が発表された際には、避難指示等が発令されていなくてもキキクル(危険度分布)や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。
避難にあたっては、あらかじめ指定された避難場所へ向かうことにこだわらず、川や崖から少しでも離れた、近くの頑丈な建物の上層階に避難するなど、自らの判断でその時点で最善の安全確保行動をとることが重要です。
と言う事は、「信頼のおける情報の収集」「警戒レベルについて知っておく」「状況に応じた具体的な避難行動についてあらかじめ考えておく」ことが求められますね。

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