防災心得帖 12月 自宅編③「非常持ち出し袋について考えるべし」

 皆様のご家庭には「非常持ち出し袋」が備えてあると思います。いろんなものを入れたくなりますが、結局何が最適解なのでしょう?

【自宅編】非常持ち出し袋について考えるべし

そもそも、非常持ち出し袋とは、「今すぐ逃げないと命の危険があるような状況」で持ち運んで逃げるための「必要最低限のもの」を入れておく袋です。背負って逃げるので、優先順序が大切ですね。

まずは、①身体の一部となり、無いと生活に困るもの:これらは個人差が大きく、避難先で入手が不可能・困難でありますので最優先です。具体的には、メガネ、補聴器、内服中の薬、おむつ、生理用品、離乳食、おしりふき、ヘルプカード、お薬手帳、杖・・・

②避難そのものをサポートするもの:雨具、ヘルメット、ヘッドライト、マスク、笛、軍手、丈夫な靴・・・

③応急手当用具:発災後3日間は人命救助が優先。家庭で出来る程度の手当はできるように。

④情報収集道具:ラジオ・ハザードマップ、スマホ・・・

飲食物:水やそのまま食べられる非常食。背負って逃げるのに入れすぎ注意!

貴重品:現金、免許証、保険証、思い出の品・・・普段は空きポケットにしといて避難時に入れる

 保険証や免許証はマイナカードで、お薬手帳・持病等の医療情報、ライト、ラジオ、ハザードマップ、思い出の品等はスマホの機能で代用できます。予備バッテリーも忘れずに! 

 保管場所は避難の動線上に。杖、ヘルメット、底の丈夫な靴等、玄関に常備できるものは袋に入れなくても構いません。スマホや笛は普段から身につけておくのも良いですね。

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