前回の 「 防災心得帖・自宅 編③(12月) 」をお読みになった方は、非常持ち出し袋・防災リュックの準備が整っていることと思います。 それが 準備できていてこそ、素早い緊急避難に移れますので、 まだの方はぜひ遡って準備して下さいね! ところで、「在宅避難」が推奨される昨今、「素早い避難行動」が必要な状況とは、どんな場合でしょう? 【避難所編④】緊急避難について理解すべし ハザードマップを見ると、この自治会は「洪水」「内水」「高潮」「津波」の被害想定は皆無で、「土砂災害」も限られた範囲しか指定されておりません。ですので、今すぐ逃げないと命 の危険があるような状況とは「地震火災」「大規模火災」が考えられます。 火災発生を防ぐ感震ブレーカーの設置や 自治会の初期消火訓練 への参加も大事 ですが、火が回って きたら命を守るには逃げることしかできません。 そのような状況では、「広域避難場所」に緊急避難することが一つの選択肢になります。場所を確認しておき、自宅内の避難経路の動線上に あらかじめ用意しておいた防災リュックを備えておけば、火が迫ってくる前に避難することができるでしょう。 さて、昨年秋の防災訓練では「避難所」と「広域避難場所」の違いについて説明しました。( 「 防災心得帖・避難所 編②(9月) 」でも述べました )。 今年の春の防災訓練では、おそらくはじめて、「広域避難場所への避難」という訓練も行います。 実際にリュックを背負って歩いてみて、その場所や 安全性について考えてみませんか? 参考: ハザードマップポータルサイト(国土交通省) 防災マップ・ハザードマップ(横浜市栄区) ハザードマップと防災リュック|火災旋風を伴う大規模な延焼火災